もしも絵本の中に世界があったら…という考えから発展していった作品で、舞台は絵本の中の世界。
絵本の挿絵に色を塗っている小人達はそれぞれ自分の担当色があるのだが、黒は自分の色に不満を感じていた。
なんとか現状を変えようと頑張る黒だがなかなか思うように行かず、ヤケになった末大ハプニングが起こってしまう。
果たして絵本の世界はどうなってしまうのか・・・。
この作品のテーマはずばり「自分」であり、「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、誰でも人と比べてしまう一面は持っているもの。
しかし、人と比較したところで何になる訳でもなく、誰もが自分にしかない素晴らしい魅力を持っているのだということを、この作品を通して伝えることが出来たらと思い、制作にあたった。