作品全体を通して「過剰」をテーマとし、日常で目にするものや身のまわりのありふれたものを素材として非現実的な景色にすることを意識しました。増やしすぎるとおかしなことになったり過保護すぎることでかえって不便だったりというのが全体のコンセプトにはなっていますが基本的にメッセージ性のようなところよりも絵的なおかしさの方からアイデアは考えました。また違和感のある絵の中で人物がごくあたりまえにそこにいるというのと、「過剰」に対して何らかの反応を示しているものとどちらが良いかというのも一枚一枚考えながら製作しました。