岡山県立大学
結の場
河田莉奈 / デザイン学部デザイン工学科建築デザインコース
震災による避難指示のため、仮設住宅暮らしが続いている方が福島県南相馬市には大勢いる。1年後に予定されている避難指示解除後、それぞれが決断した場所へ移住して新たな生活が始まる。
移住先でまた新たにコミュニティを築くことは大変難しい問題である。また、阪神淡路大震災の際は、仮設住宅から災害公営住宅に移住した方が孤独死が増えた事実もある。
仮設住宅で築いた人と人との絆を継続することができる、心の拠り所となる場所が求められる。仮設住宅で暮らした方、移住後の土地の方、ボランティアの方、3つの輪を結う施設を設計した。