文星芸術大学
角ぐむ
関根星来 / 陶芸専攻
角は、進化過程において様々な動物が獲得し、発達させてきた。それは、捕食者から身を守るためや、繁殖期の闘争のためだけではない。角は種と個体の凝縮された歴史を物語る。シカ科の枝角は毎年生え変わり、その複雑な枝分かれには一年を記録する。ウシ科の洞角は脱落することなく、年輪の様に生涯を内包し蓄積する。
角は、進化過程において様々な動物が獲得し、発達させてきた。それは、捕食者から身を守るためや、繁殖期の闘争のためだけではない。角は種と個体の凝縮された歴史を物語る。シカ科の枝角は毎年生え変わり、その複雑な枝分かれには一年を記録する。ウシ科の洞角は脱落することなく、年輪の様に生涯を内包し蓄積する。