岡山県立大学
岡山県立大学デザイン学部デザイン学研究科 卒業・修了制作展2016
倉敷美観地区における外国人観光客向けのマップ
- 下村 彩華
- デザイン学部 デザイン工学科 情報デザインコース
2020年に開催される第三十二回東京オリンピック・パラリンピック。日本に訪れる外国人観光客は数知れず、日本の各観光名所にも数多くの外国人観光客が訪れることが予想される。実際に、日本はこれに向けて「観光立国実現に向けたアクションプログラム」等の取り組みを行い2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックで更なる観光立国の推進を図るべく外国人旅行者数2000万人の高みを目指している。世界に通用する魅力のある観光地域づくりを行うことを重要視し、取り組みを進めている。そこで、日本の観光名所としても知名度が高い岡山県倉敷美観地区も外国人観光客が急増すると思われる。
しかし、現在の倉敷美観地区には外国人向けの観光案内マップやパンフレットはない。そこで倉敷美観地区に訪れた外国人観光客がより観光を楽しむことができるようなマップを制作することを考えた。マップの内容としては、日本に訪れる外国人観光客は観光名所で一眼レフを主とした写真撮影をよく行っていることから倉敷美観地区の写真スポットを取り上げ、帰国しても倉敷美観地区に訪れたことを思い出せるお土産として機能するようなマップを提案した。マップの形状をパッケージ化させ、風呂敷型、扇子型の二種類を制作し、見た目から「倉敷美観地区」、「日本」を感じ取れるような外装にした。