近年、デジタル絵本は珍しいものでは無くなりましたが、いまだにほぼデジタル化の為されていない絵本のジャンルも存在します。それが、子どもの興味や好奇心を引き付け、学習の糸口となることを目的とした「知識絵本」です。

本作品では、この知識絵本をデジタル化することにより、紙媒体とは異なる新しい形の知識絵本を提案することを目指しました。春夏秋冬を題材にした絵本アプリケーションを制作し、子猫の「こたろう」を主人公に展開していくストーリーの中で、四季の風物や動植物を紹介します。また、デジタルコンテンツならではの要素として、インタラクティブ性や動画、音声といった要素を取り入れました。作中の風物、動植物をタップすると名前が表示されることに加え、風鈴をタップすると音がなったり、蝶をタップすると飛び立ったり、といった要素が盛り込まれています。