名古屋造形大学
名古屋造形大学 第23回卒展/第12回大学院修了展
しるし
- 中島 聖二郎
- 造形学部造形学科彫刻コース
中島は複数の部材を組み合わせた彫刻を制作している。中島が一貫して着目したのは、製材時にでた端材や木片であり、意図して作られたものの外側におかれるものである。ある日のこと、キューブに加工した大量の木片が崩れ落ちる様が中島の心を捉えた。なおかつそれらのキューブは積み上げる行為を誘い出すようにみえた。中島のめざす彫刻とは触れることを遠ざけるものではなく、つかみ、積み、関わらせる仕組みを内蔵したものである。