卒展レポート

文星芸術大学

平成27年度 文星芸術大学卒業・修了制作展[美術学部]

かんぴょうもじ

かんぴょうもじ

峯崎 ひとみ
デザイン専攻

テーマは私の出身地でもある栃木県。人々の生活に寄り添って存在するデザインを制作したいと思い、沢山のアイデアを出しました。そして、様々な場所で目にする「文字」に着目し、これが栃木県だとイメージしてくださるようなフォントを制作することに決めました。 栃木県の特産である、かんぴょうをモチーフに、ひらがな・カタカナ文字のフォントを制作しました。商品タイトルや見出しとしての使用はもちろん、かんぴょうの持つしなやかさや、重なり合ったの表現も重視しつつ、文章として書かれても見やすい文字を目指しました。初めは、栃木県のことを知ってほしいという漠然とした気持ちからの制作でした。しかし、展示会場が県内ということもあり、制作の過程で地元の方に向けたものへと徐々にシフトしていきました。その結果、地元の方にかんぴょうのリアル感をより伝えようと、作品をブラッシュアップさせることに繋がりました。栃木県民の皆さんはもちろん、他県の方もこの「かんぴょうもじ」を通し、栃木について少しでも興味を持ってもらえれば嬉しく思います。

作品一覧