尚美学園大学
ソーシャルメディアによる地域コンテンツのウェブプロモーション -埼玉の特選観光サイトを事例に-
片山美緒 / 芸術情報学部 情報表現学科 定平ゼミ
近年、ソーシャルメディアを活用したプロモーション活用のあり方に強い関心が寄せられている。TwitterやFacebookを始めとするSNS、さら にはYouTubeによる動画共有などのウェブプロモーション効果への期待である。しかし現状を見ると、その有効性を認めつつも、まだ実際への導入に踏み 切れない自治体や企業が多い。その原因を探って見ると、従来のウェブサイトをコミュニティサイトとしても適用しようとするために生じるのである。そこで は、「ウェブサイトはプロモーションには向いていない」、「日本には実名によるコミュニティサイトを許容する基盤ができていない」など、日本においてソー シャルメディアを導入することの難しさを指摘する意見がある。ところが、その一方で、新商品やお店紹介、イベントや観光情報などソーシャルメディアとの連 携を積極的に図り、プロモーション効果に成功した事例も多く報告されている。本研究は、以下のことを踏まえ、現在すでに行っているFacebookやYouTubeを活用したプロモーションに加え、2011年9月から一般公開されたGoogle+による新たなソーシャルプロモーション手法について検証する。