桑沢デザイン研究所
Re:action
ビジュアルデザイン専攻(浅葉克己ゼミ)
今回の作品は、普段の好みや考えも対照的な二人が互いに選んできたテーマを入れ替えたらどんな違いが生まれて来るか、という検証企画のもとに生まれた作品です。
「Re:action」というタイトルには、「作品の変化に対してのリアクション」「あるものを再びつくり直す行動」「テーマを入れ替えることによっておこる作品の化学反応」という三つの意味が込められています。
二人がそれぞれ選んできたテーマは同じ「人間の心情」でありながら、「終幕の美学」は繊細で情緒的な側面、「七つの大罪」は歪んだ裏側の部分というこれもまた対照的なもので、同じ写真表現であるにも関わらず、それぞれ選んできた人間の姿や思想が全く違うことが面白く、お互いのテーマを入れ替えた時にどのようなものがうまれるのか、各自の表現方法や思想の違いを逆手にとって楽しめるのではないか、と考え制作しました。