卒展レポート

武蔵野美術大学

平成30年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展

  • 和紙とひと(本)<br />手漉き和紙産地マップ(展示物)<br />越前和紙ができるまで(映像)
  • 和紙とひと(本)<br />手漉き和紙産地マップ(展示物)<br />越前和紙ができるまで(映像)
  • 和紙とひと(本)<br />手漉き和紙産地マップ(展示物)<br />越前和紙ができるまで(映像)
  • 和紙とひと(本)<br />手漉き和紙産地マップ(展示物)<br />越前和紙ができるまで(映像)

和紙とひと(本)
手漉き和紙産地マップ(展示物)
越前和紙ができるまで(映像)

済藤玖美
芸術文化学科

私は、和紙の魅力をあたたかみや風合いだと思っていた。しかし、これは目に映しづらいものであり、抽象的で不確かなものではないか、とも思っていた。和紙の魅力を自分以外の誰かに伝えたいのにうまく伝えることができなかった。だから、私自身の出身地でもあり、越前和紙の産地でもある、福井県に向かった。職人やものづくりに携わる方へインタビューを行い、和紙の魅力を探った。そこで私は「ひと」という存在に意識が向いた。和紙の魅力、ものづくりの良さは「ひと」という存在によって生み出されているものではないか、と考えたのだった。

展示では、「読む、見る、触る」という多方面から鑑賞者にアプローチを行った。

自分の目と耳と足を使い、和紙のことを知り、そして伝える。この展示で和紙やものづくりに対して、興味や関心を持つきっかけになることを願っている。

作品一覧