人々の憩いの場をつくるモビリティ。

2030年、東京の様な大都市部ではIOTや自動運転技術が確立しており、歩行者は車道をまたいだり、階段を上り下りしなくても移動することのできるシームレスな都市の構築が進んでいます。
シームレスな都市において、すべての道はただのアクセスロードではなく、人々が出会い、繋がるオープンエリアとなる可能性を秘めています。

しかしオープンエリアでは歩行者も小型モビリティも同じ空間を共有することになる為、交通モラルや人口過密などの問題が発生してしまうと考えられます。都市のモラルを築き、人々を安全に導く空間を作りたい、そんな想いからこのモビリティをデザインしました。

YOU-TOPIAは大都市に集中するビッグデータを、自身のAIで解析し、事前に適材適所に移動する、完全自律運転型のモビリティです。2030年では人の判断をモビリティの動きに直接的に反映しないことで、効率的で平等な判断が可能となり、移動したモビリティはその空間に最適なフォーメーションになり、人口の密集や分散、流れを促し、オープンエリアとなったり、ある種のインフラとして活躍します。同時に、吸収したビッグデータから、その地域限定の情報を人々に提供し、都市生活をより活発で楽しいものへと導きます。また、都市災害などの緊急時にはランドマークや街灯、非常用電源となり人々に寄り添います。