卒展レポート

武蔵野美術大学

平成29年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展

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神奈議り

山本裕乃
視覚伝達デザイン学科

『神奈川県』と聞くと、「ちょっと地味?」「東京には敵わない」「なにが名物なの?」などという声が届く。
神奈川県は所詮、首都東京の郊外というイメージが強い。しかし、本当彼らは本当に只の郊外なのだろうか?

神奈川には「箱根温泉」「江の島」「横浜中華街」など誰もが聞いたことのあるであろうものが数多くあり、観光名所から工場、山・海・自然、グルメスポット・ショッピングスポットまで幅広く存在する。その魅力は観光ガイド本一冊には収まらず、神奈川としてではなく「箱根・小田原」「鎌倉」「江ノ島」「横浜」と個々での本が出るほど。しかし、『神奈川県』と聞くと「東京の郊外」「ベッドタウン」と、そのような東京郊外としてのイメージが先行してしまうのかもしれない。だが、生まれてからずっと住居が県外に出ていない私にとって神奈川は前述した通り非常にバラエティーに富んだ県であり、その一つ一つの場所の個性がとても色濃い。改めて認識すればその力強さや楽しさが印象に残るはずなのである。

そのような神奈川県の市町村たちを擬人化し、暴力的なまでのキャラの濃さをそのままキャラクタービジュアルや小話にした。全都道府県で唯一『神』などという壮大な文字が付く県が大人しいはずがない!!という持論を持った私の、壮大な神奈川県自己紹介プロジェクト。

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