武蔵野美術大学
平成29年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展
八王子駅再開発
- 紋谷洋子
- 建築学科
八王子駅の再開発となる。
通常駅と駅ビルは上下に分断され、お互いの活動を認知することはない。日々多くの人が行き来し活動の受け皿となる駅において、駅と駅ビルが無関係に計画されていることは意味がないように感じる。そこで、駅と駅ビルにわたり巨大なヴォイドを設けた。そのヴォイドは駅コンコースとなると同時に、駅ビル活動を内包するものとなる。
駅利用者はその地域性を顕著に表している。つまり、地域の変動によって、駅の利用者も変わっていくということである。この巨大なヴォイドにより都市と駅がつながり、駅と駅ビルがつながり、都市と駅ビルがつながる。空間を埋めるのではなく、削ることにより得られる駅のあり方。