小さい頃から見たことがあって体に馴染んでいるのに、水引だけを取り出して考えたことがなかった。それは”きちんとしていて、心をこめたもの”という印であり、形式から離れて使われてもその素材を見るだけで無意識に理解してしまうほど、日本人にとってシンボリックな存在なのではないかと考え、意識的な”捧げる”、無意識な”結ぶ”という行為を取り出した。