卒展レポート

文化学園大学

第51回 文化学園大学 造形学部 卒業研究展ONLINE 2021

  • 時を紡ぐ家は容す -記憶の集積としての住まい-
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時を紡ぐ家は容す -記憶の集積としての住まい-

佐藤 亜紀
造形学部 建築・インテリア学科 建築デザインコース

かつて暮らした家。住み馴れた家。思い出されるのはいくつかの空間とそこでなされた行為の記憶。家は自身の生を超えて続いていく「記憶の集積」である。

この作品ではそんな家の記憶から想起される19の空間を、個々の建築として展開した。家のなかに紡がれる記憶の多様性を外部にまで表出することで、家は多様な表情を持つ。

時を紡ぐ家は、色々な家族を容す住まいの風景であり、人々の豊かな記憶を呼び起こすきっかけとなる。個々の空間が隣り合い、断片的な記憶が重なるとき、見えていなかった暮らしの物語が現れる。

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