桑沢デザイン研究所
渋谷のグラフィティ・タギングに着想を得た
わたしのコミュニケーション
藤谷敬子 / 総合デザイン科 ファッションデザイン 眞田岳彦ゼミ
コミュニケーションを求め、
私のやり方で、マークで会話する彼らのように渋谷にタギングするという実験を行った。
(ひもに文字をプリントしたものをくくりつけることで壁等を直接汚損しない、
店などに許可を得て合法的に店前に設置させてもらう)
その過程でコミュニケーションと向き合い、私にとってのコミュニケーションをみつける。
実体験を通して、人にとって・自分にとってのコミュニケーションとは何か一つずつ取り組んでいった。
難しく感じることを、自分にとって何であるかみつめることが一歩になる。
作品は渋谷の地図が表現されている。街にタギングしたところを天井からひもで吊り、
都市と私の関係を表現している。自らタギングしている映像と共に展示。
ひも設置の許可を得るのは難しく、しかしそのために街をまわったことで得た経験は、私がコミュニケーションを知ってゆく助けになった。
*タギング(tagging)
街に散見される落書きの一種で、特に個人や集団のマークとされるものを描いて回る行為・描かれたもの。これらは古くストリートギャングなどの縄張りの誇示に用いられたサイン(デザイン化された英単語や共通した様式を持つイラスト等)を指すとされる。