卒展レポート

東北芸術工科大学

東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展

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今年度で21回目となる「2015年度 卒業/修了研究・制作展」は、今年度卒業・修了する学部(2学部9学科)、大学院、こども芸術大学に所属する約500名の学生たちが、自身の学びの集大成として個性あふれる作品や研究を発表しま […]

今年度で21回目となる「2015年度 卒業/修了研究・制作展」は、今年度卒業・修了する学部(2学部9学科)、大学院、こども芸術大学に所属する約500名の学生たちが、自身の学びの集大成として個性あふれる作品や研究を発表しました。日本画、洋画、彫刻、工芸、テキスタイル、プロダクト、建築模型、グラフィック、映像などの作品を、制作や研究に励んできた講義室やアトリエを展示会場としてダイナミックに披露。また美術及びデザイン関係者から高い評価を得ている本学学生たちが、山形ならではの自然豊かな環境により育まれた創造力と想像力を注力して制作した作品や研究を発表しました。

2015年度卒展の傾向
特筆すべき出来事は、本学プロダクトデザイン学科の鈴木完吾さんの卒制作品「plock(プロック)」が、国内外のテレビやインターネットで取り上げられたことです。鈴木さんが自身のtwitterで制作作品をアップしたことで、一晩のうちに10万リツイートされたことから注目が集まりました。「人間が簡単にできることを機械にさせたらどうなるか」という疑問から、アナログ時計とからくり人形の仕組みを4ヶ月の研究を経て2ヶ月で独自に設計。木材から糸のこぎりで、すべて手作業で切り出した407パーツが見事にかみ合い、取り付けた錘を動力源に文字盤に4桁の数字を書く、美しい時計作品を作りあげました。この作品が注目されたことで、本学プロダクトデザイン学科および、その他の学科・学生たちの作品にも注目が集まり、関東圏の芸大には無い、東北―山形の自然豊かな環境にある本学での学びの質やオリジナリティ溢れる作品や研究成果を、多くの一般の方にも知っていただくことができた機会となりました。

会期 2016/2/9(火)~2/14(日)
時間 10:00〜17:00
会場 東北芸術工科大学キャンパス
〒990-9530 山形県山形市上桜田3−4−5
URL http://www.tuad.ac.jp/sotsuten/

作品一覧