東京造形大学
2017年度 東京造形大学 ZOKEI展
There is not There is
- 三國 玲衣奈
- グラフィックデザイン
誰にも共感されない自分だけの感覚、感受性や視点を「第六感」と例え、私一個人の視点で見た生活を作品として表現しました。
無いけど、有る。
おばけのように、見える人にしか見えないアイデアが日常に隠れている。それを見つけただけで新しいものを作ることができるのでは無いでしょうか。
これを作るきっかけになったのは共感覚のズレをコンプレックスに感じたことからです。
「雲がクマの形に見える」
「わからない」
雲を何かに想像してみる、こんな些細なことから始まりました。私にはスケボーは魔法の絨毯に見えるし、洗濯物は風の形、服を脱ぐシルエットは何かの生き物に見えます。
そんな妄想とも言えるこれらは私が日常生活で得た想像力のきっかけです。
他人から見ればガラクタのような宝物が日常には溢れている。
そんな日常を見つめ直すきっかけとなればいいなと思いながら作りました。