学生別レポート2020
もうひとつのしま せとうちに浮かぶ美術館
- 土屋 洸介
- 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科
アートにあふれた島々が静かに揺れるせとうちのうみでひとつにつながりそして交わる。時間と共に移りゆく、穏やかなうみの表情や繊細な山並みの中、ゆっくりと漂い島々を巡る。アートを観るだけの空間、島を移動するだけの船といったありきたりのものではない。アートを介して人と人・島と島・アートとアートをつなげる。そんな浮かぶ建築、浮かぶ美術館を提案する。建築において水盤などの衣装として多く使われる「みず」。視点を変えることで、衣装だけでなく敷地にもなりうるだけでなく、敷地という概念を大きく変化させ、建築に新たな可能性を生み出すだろう。