我々の身の回りには、多くの個が集まり成り立った「集塊」が多く存在する。
質感や密度、規則性の具合等によって豊かに表情を変えるそれらは、見る人の様々な感情に訴えかけ、良くも悪くも強い印象を残す。
その魅力を、黒一色筆描きのイラストレーションと、物語の要素による時間軸の動きを用いて、全長約9メートルのウォールアートという形で表現した。
主人公を追って歩く事でストーリーを見ると同時に、集塊表現特有である「多くの個」それぞれの個性豊かな表情や動きにも着目し、自由な視点で楽しんで頂けると幸いです。