大阪工業大学
第9回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展
霧が晴れると
- 渡邊 美晴
- 居住空間デザイン研究室
私たちは繰り返しの毎日の中で、色々なものを見逃している。霧がかかったように視界がぼんやりとしていて、見えていない。私は子供のころのような、見ようとする心、想像力、好奇心を失ってしまっていることに気づき、心に働きかけるような空間の提案を行う。
都市のように完全に囲われた箱に人々を閉じ込めるのではなく、解体された空間をちりばめることで、自分で居場所を発見していけるような空間を作り出す。人の心が動く、想像力を刺激する、アートのように人に気づきや感動を与える。建築はそのような存在になりうるか。建築の存在意義や価値を見つめなおす提案。
(優秀賞/石井良平賞)