大阪工業大学
第9回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展
道の駅「うじたわら」
- 西野 聖
- デジタルデザイン研究室
宇治田原町は、京都府南東部に位置する面積58.16?、人口9074人の山に囲まれた小さな町である。鎌倉時代に茶の栽培がはじまり、江戸時代中頃、現代の緑茶製法の礎となる「青製煎茶製法」がこの地で生まれた。まさに日本緑茶のふるさとといえる。
古くから山城地域と奈良・近江を結ぶ交通の要衝でもあり、いにしえの時を伝える歴史的な場所も点在する。自然豊かでドライブに適したこの町に、車好きの人々がより多く集まる観光スポットとして道の駅を提案する。日本緑茶発祥の地としての誇りを胸に、歴史と文化を継承したデザインでインフラを整備する。中でもクラシックカーの車愛好家に多くきてもらえるよう、メンテナンスや、クリーニング施設も充実させた。
同時に、町内に少なかった飲食店や宿泊施設を設けることで町の過疎化に歯止めをかけ、増加する観光客に対応し、町を内外から発展させる。
(インテリア部門賞)