卒展レポート

明星大学

明星大学デザイン学部デザイン学科 第4回 卒業研究報告展

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CARRY VASE

宮田 美紅
デザイン学部デザイン学科

近年、新型コロナウイルスの影響などもあり、食品ロスと同様に、ロスフラワーと呼ばれる廃棄される花が社会問題となっています。そんなロスフラワーを減らし、花の消費を増やすための企画が、「CARRY VASE」です。

「CARRY VASE」とは、「いつでも、誰でも、手軽に花のある生活」をコンセプトとした、ロスフラワーを使ったドライフラワーを梱包する新しいパッケージです。このパッケージには取手がついているので、片手で簡単に持つことができます。またパッケージで花を覆うので、花が潰れたり折れたりしてしまう心配がありません。さらにユポ紙という素材を使用しており、紙よりずっと水に強く、破れにくく軽いので、雨の日でも心配せずに買うことができます。そのため、荷物が多い時でも、手ぶらで出かけたときにも、持ち運ぶ際の様々な障害を気にせず、いつでも、誰でも、手軽に花を購入することを可能にします。

また、このパッケージには、切り取り線が入っていて、取手が取り外せ、花瓶のような形になります。更に折り線がついており、折り線通りに折ることで花瓶の首が狭くなるようになっています。これらの工夫によって、花に合った花瓶を持っていない人でも、少ない花でも、いつでも、誰でも、手軽に花を生けることを可能にします。

以上の工夫によって、CARRY VASEは「いつでも、誰でも、手軽に花のある生活」を実現し、ロスフラワーを減らします。

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