卒展レポート

明星大学

明星大学デザイン学部デザイン学科 第4回 卒業研究報告展

  • 学生の居場所となるサードプレイス的空間の提案
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学生の居場所となるサードプレイス的空間の提案

松嶋 美代子
デザイン学部デザイン学科

サードプレイスとは、リフレッシュしたり、新たなやる気を生んだりする交流の場のことを言います。現在、多くの学生は日常に生きがいを見つけられないという問題を抱えています。そこで、自分の興味があることに挑戦できるような自由な空間が身近にあったら良いのではないかと考え、サードプレイスとコミュニティを掛け合わせたコミュニティカフェ「c:cafe」を提案します。

しかし、サードプレイスという言葉を知っている人が少ないため、本研究ではサードプレイスを「個人が尊重される自由な場」と再定義しました。空間コンセプトは「カフェのように1人でも立ち入りやすく、通いたくなる場所」です。本来のカフェとしての目的+αとして「コミュニティ」を付け加えます。カフェのように居心地が良く、人と人の繋がり、出会い、創造が生まれるような付加価値も空間に込めます。入口付近に設置された自販機には、ターゲットごとに分かれたブレスレットが入っており、今の気持ちや利用目的が書かれています。利用者自身がスレッドとなり、利用者同士が自発的に話すことを促します。自販機以外にも、自由にかける黒板、イベントのステージ、立ち話をしながら知識を共有し合える大きな本棚、遊びを目的としたスペースも設けました。自然と話すきっかけとなり、新たな交流や人との繋がりが生まれるような学生のサードプレイス的空間となっています。

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