明星大学
明星大学デザイン学部デザイン学科 第4回 卒業研究報告展
バーチャルイベント会場「Tsukimi Museum」の提案
- 井上 泰斗
- デザイン学部デザイン学科
これは私が取り組んだ、「VR」、「SNS」、「Cluster」の3つの研究から生まれた提案です。
イベント会場における「会場の立地場所に関する地域の格差」と新型コロナウイルス禍における「精神的疲労」といった2つの課題を「見る」、「眺める」、「遊ぶ」の3つの要素を取り入れた新しいバーチャル展示会場「Tsukimi Museum」で解決できないかと考えました。
Tsukimi Museumには、「Earth」と「Moon」の2つの会場があります。Earthは他の参加者と交流する「広場エリア」、作品を鑑賞する「展示エリア」、プレゼンテーションができる「プレゼンエリア」の3部構成で、Moonは参加者がボールで遊ぶことが出来る「ボールエリア」と、作品を鑑賞する「展示エリア」の2部構成になっています。各エリアには、「蝶」や「雲」、「花火」など様々な3Dモデルを配置しました。これらには、指定された動きをする「パーティクル」という仕組みを使用し、3Dモデル達に動きを持たせました。このようにTsukimi Museumは、バーチャル空間だからこそ可能な技術を活かすことで、参加者の日々の疲れを癒し、人とのつながりも感じさせてくれる新しいイベント会場になります。