卒展レポート

明星大学

明星大学デザイン学部デザイン学科 第4回 卒業研究報告展

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魔女と楽しむ自炊のススメ

西村 琴美
デザイン学部デザイン学科

私は一人暮らしで自炊をしていて感じた不便をきっかけに、一人暮らしの学生が自炊をしやすくなるための研究をしました。わたしが目指すべきだと感じた方向性は以下の3つです。

「自炊を気軽なものにする」「自炊を楽しめるものにする」「自炊を自由なものにする」

そして、それらを実現できる、廃棄野菜の少量販売ブランド「魔女と楽しむ自炊のススメ」を企画しました。「魔女と」にした理由は、無実の人が不気味というイメージだけで処刑された歴史を持つ魔女と、味は変わりないのに、形が悪いというだけで廃棄されてしまう野菜達がリンクすると感じたからです。しかし現代において魔女は、魔女を題材にした映画などが存在するほど好感度があります。このように「昔は嫌われていたものでも、これから好かれていってほしい」というのがこのブランドのコンセプトです。

店舗での割高ではない食材の少量販売を実現することで、食材を買う際の不便さを解消し「自炊を気軽なものに」、自炊中の気分を上げてくれるようなパッケージ・ブランドデザインにすることで「自炊を楽しめるものに」、気軽で楽しいイメージを発信することで、性別や属性に関係なく始めやすい、趣味のように認識してもらうことで「自炊を自由なものに」出来ます。

「好きでやりたい時」、または「毎日の調理」を気軽に楽しく行うために、今回企画した「魔女と楽しむ自炊のススメ」が利用されてほしいと考えています。

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