尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科卒業・修了制作展は、平成26年2月19日（水）～2月23日（日）、東京芸術劇場にて開催された。

11回目となる今回の卒展では「音響」「映像」「CG・美術」「情報・ゲーム」「ウェブ応用」の5つのフィールドと各フィールド内容が融合する様々な形態の作品や研究が発表された。オーディオドラマに影絵アニメーションを組み合わせたり、インタラクティブなアート・コンテンツやプロジェクションによるインスタレーションなど、新しい様式への試みが随所に伺えるものとなった。また、ITやスマートフォンアプリに関わる開発研究などの成果も発表された。今年は新たに特別イベントとして、東北被災地復興「森のちから」上映会＆シンポジウム～　宮脇昭氏特別講演～、「アジア起点による新たなメディア戦略」～日本とトルコの友好と架け橋～、「将来のメディアエンターテイメントを語りつくす」～シンポジウム2014～など学生が撮影やPRに携わっているプロジェクトの講演も行われ多数の来場者を迎えた。

開催初日に、恒例の教員審査による部門毎の作品・研究の表彰が行われた他、新しく企業ゲストによる審査員賞も選定された。大賞とゲスト審査員賞は次の通り。他は作品ページにて。

＜映像部門＞

大賞「23ページ目のレシピ」（佐々木愛、落合菜月、海田帆南）

＜大学院賞＞

「1/4」（与島雪）

＜研究部門奨励賞＞

「「ウェーブレット変換を用いた楽器音色の分析に関する一考察」（宮川卓也）
「回胴式遊技機・ぱちんこの技術的要素が遊戯参加者にもたらす影響についての研究」（星川吉徳）

＜ゲスト審査員賞＞

エルトゥールル賞「パソコンキーボードで楽器を演奏するアプリケーション」（野村智美）
スポニチ賞「Windy World」（小田一彦）

ここでは、出展作品から受賞ほか20作品を紹介する。