文星芸術大学
ピントガラスの中の風景
印南 綾乃 / デザイン専攻
家の中の片隅にひっそりと眠っていたのは古いアルバムだった。アルバムを開くと、生活の一場面を写しとったその小さな印画紙の中で確かな息づかいが聞こえていた。その時、その状況でピントガラスを見つめた人たちは、何を想い、何を未来に願っていたのだろう。
家の中の片隅にひっそりと眠っていたのは古いアルバムだった。アルバムを開くと、生活の一場面を写しとったその小さな印画紙の中で確かな息づかいが聞こえていた。その時、その状況でピントガラスを見つめた人たちは、何を想い、何を未来に願っていたのだろう。