東北芸術工科大学
2013年度 東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展は、2014年2月11日(火・祝)~16日(日)にかけて、山形市の東部、市街地を見渡せる丘陵に位置するキャンパスで開催した。
学生が制作や研究に励んできた講義室やアトリエを会場に、プロダクトや建築、グラフィック、映像、絵画、彫刻などの作品展示と、歴史や修復分野、デジタルコンテンツなどの研究発表を行った。山形の自然豊かな環境が育んだ、創造力と想像力が結んだ集大成である。デザイン工学部に加えて芸術学部や大学院も合わせると500名以上の学生に依る出品となる。展示は10の実習棟や研究棟に広がり、学生の解説を聞きながら作品鑑賞をして歩くと、1日では見きれない程の充実した内容となっている。また今回は、各学科コースが取り組んできた産学連携プロジェクトの報告展や、2014年9月20日(土)から開催する山形ビエンナーレの企画展なども同時開催した。
創造力と想像力は、人間の営みのあらゆる分野において基本となるもの。東北芸術工科大学は、このふたつの“ソウゾウリョク”を通して人材を育成するという理念を持ち、オリジナリティある発想で社会と結びつきながら力を発揮できる“豊かな社会人”を多く輩出している。ここでは数ある展示作品の中から、プロダクトデザイン学科のものを中心に11作品を取り上げてご紹介したい。