[ 環境科学部環境建築デザイン学科 ]
滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科の卒業論文・制作展は学生主体の企画で進められました。学生が場をつくり上げるという点でそれ自体も作品です。今年の展示会は2月12日から2月19日までの7日間で行われ、今年は最高賞であるEA賞が講評会内で決定することになりました。学生にとっては賞の行方がどうやって決まるのか、そのプロセスから新たな知見を学びたいという希望が叶いました。また、講評会当日の議論は学生も巻き込んで盛り上がり、まだまだ難しさをはらんでいる一面もあります。制作講評会のゲストには建築史家の倉方俊輔氏と建築家の平田晃久氏をお迎えし、活発なクリティークが行われました。講評会後には懇親会が開かれ学生は自分の作品についてゲストに意見を聞かせてもらい、開かれた大学ならではの卒制展です。
[ 人間文化学部生活デザイン学科 ]
滋賀県立大学 人間文化学部生活デザイン学科は住居・道具・服飾の3分野から構成され、学生はそれぞれの分野を自由に選択する事ができ、また複数の分野を選択することも出来る事が特徴です。卒業研究は制作系と論文系を各自選択し、2日間の一般公開審査会を経て2月2日(水)~6日(日)まで滋賀県立大学交流センターにて卒業研究展示会として一般公開されました。今年度の作品の特徴として、地域や社会と積極的に繋がる姿勢が良く見られます。それは作品を実際にクライアントに使用してもらうことからのフィードバックや、社会や地域活動を細かく調査する事を踏まえた制作手法などが、作品への表現に現れていおり、この特徴は今後も培われていくことが期待されます。また、今年度は学生有志による学外展示が京都みやこメッセで2月19日(土)~20日(日)まで行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
|