首都大学東京システムデザイン学部インダストリアルコースは、現在の都市や社会における幅広いデザイン/アート領域を総合的に扱うものとして、2006年に新たに設立されたコースです。コースはプロダクトデザインコア・メディアアートコア・アート&デザイン社会システムコアの三つの領域からなり、その中の12のスタジオ(専門領域)ごとに、専門性の高い研究がおこなわれています。
[首都大学東京 システムデザイン学部インダストリアルアートコース 卒業制作研究展]
インダストリアルアートコースの学部生による卒業制作・論文の展示が、首都大学東京日野キャンパスにて行われました。12のスタジオ/58名の卒業生による、デザイン/アートにおける多様なジャンル・領域の制作・論文が一堂に会する展示となりました。
[プロダクトデザインコア 卒業制作/大学院中間発表展]
プロダクトデザインコアに所属する学部生の卒業制作・論文の展示と大学院生による研究の中間発表が、AXISギャラリーにて行われました。4つのスタジオ(リビングデザイン・スペースデザイン・トランスポーテーションデザイン・イクイップメントデザイン)の領域から、都市や社会の問題に向かう提案が多く為されました。
[グラフィックデザインスタジオ2010卒業制作・学外展]
「グラフィックデザインスタジオ2010卒業制作・学外展」は昨年同様、東京・表参道のギャラリー5610で開催しました。都心で開催する理由は将来、この分野で活動する広告代理店や制作プロダクション、出版社、印刷会社、デザイン事務所などの関係者に会場に足を運んで見ていただき、公立総合大学の中では数少ない、美大のグラフィックデザイン学科と同様であることを認知してもらうことと、まだ、2期の卒業生であるために知名度のアピールが目的でもあります。制作はプリントメディア中心という以外、全く自由なテーマで、グラフィックアートとマーケティングを共有した12人のゼミ生の多彩な表現が開花し、ポストメディアの様相を呈した研究作品の展示会になりました。
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