長岡造形大学は、「造形を通して真の人間的豊かさを探求する人材を養成する」ことを建学の理念として、新しい時代におけるデザインの実践的教育研究の場としてその役割を担っています。

　大学は信濃川に隣接し、堤防からは素晴しい眺望が広がります。信濃川に沿って美術館、シネマコンプレックス、子育て施設、公園などが建ち並び、大学を含む地域一帯は市内で最も賑わいのあるエリアになっています。また学生が学ぶ校舎は「建築業協会賞」を受賞しており、隅々まで学生たちの創造力を引き出すよう工夫が施されています。

　本年の卒業・修了研究展は、あいにくの大雪に見舞われ、交通機機関等も影響を受けましたが、4日間通して昨年に匹敵する人数の方々がお越しくださり、廊下をまっすぐ歩くのが大変なほど多くの来場者で賑わいました。学部197名、大学院7名の作品が一斉に展示され、見に来られた方は熱心に観賞されていました。学生たちの、斬新なアイデアや、趣向を凝らした展示方法など、見る人を十分に楽しませる作品展になりました。