2010年2月27日、桑沢デザイン研究所にて行われた、「平成21年度 卒業生作品展 桑沢2010」に伺いました。
取材当日は、雨の余韻残る、曇り空でした。天気の様子から入場者数に影響が出るのでは、と思いましたが、校舎に入ると一変、多くの人で賑わっていました。学生達が積極的に展示のプレゼンテーションを行い、それに耳を傾ける人が多く見受けられました。
学校の歴史から、ファッションのイメージが強い印象を受けますが、ビジュアル部門にも力を注いでおり、講師陣には浅葉克己やナガオカケンメイなどデザイン現場の前線で活躍している人が多く在籍し、その方々の指導からか、グラフィックやプロダクト等の展示に関しても、そのまま企業アイディアとして使えるような、リアリティのある作品が数多く展示されていました。
展示は、グラフィックやプロダクトともに、自分の与えられたスペースを上手く利用し、いかに良く見せて相手に注目してもらうかと、強く感じさせるものでした。
ファッションショーは、桑沢デザイン研究所の伝統だけあり、雑誌やテレビなど、各媒体の報道陣も多く集まっていました。ファッションショーが始まると、学生が制作した服を着たモデルが、歩いてくる様子を、多くの人が注目していました。
今回、「桑沢2010」にて展示されていた数多くの作品の中から、一部の作品をご紹介いたします。
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