○ファッションデザインコース 大学院2名
染織技法によるテキスタイルの表現を上手く衣服に落とし込んだレディスブランドや、独自のテーマにより衣服の細部までこだわりを表現したメンズブランド等、どれも時代を反映したコンセプトに基づき、実用性のある商品として大変完成度の高い作品に仕上がりました。また、ものづくりの中で地域の繊維業界の協力を得て、地元素材や技術の活用が定着してきたことも大きな成果でした。
○視覚デザイン 学部21名、大学院1名
玉手箱のふたを開けたときのような、何か面白いものがいっぱい詰まっていて、わくわくドキドキする気持ちでいっぱいのビジュアルデザインの卒業制作展に、今年もなりました。改めて展示を見ると、視覚デザインのフィールドの広さを実感します。時代を反映してか、ヒトと地球の関係をしっかり表現しようとメッセージ性の高い作品もあれば、エンターテイメントあふれるゲームや映像の世界でヒトの心を刺激したり、個性豊かな作品たちとなりました。
○製品デザイン 学部19名、大学院2名
製品デザインは社会の動きに直結していますので、今年度はこれまでにない厳しい経済状況の中、長引く就職活動と平行して研究制作に取り組みました。少しでも社会を明るく豊かにすることを目指したテーマで、それぞれ自身の手で納得いく姿を追求した作品が表現されました。CAD-CAMを使った完成度の高いモデルも加わり、現場でのユーザー検証による裏付けもしっかり整えたリアリティー高い提案がそろいました。
○環境デザイン 学部22名、大学院3名
建築や自然を含むランドスケープを基礎に、空間デザイン領域全般に挑戦している。金沢の豊かな自然や生活環境で、日常的に学んだ4年間の成果を卒業制作に活かし、立地を含め夢のある作品が数多く誕生しました。時代を反映した作品として、温かい気持を大切にしたニットカフェや災害時にも役立つ折り畳める家、ゴミの再生を考えた作品、農業の魅力を取り込んだマーケットなど、未来に向けた空間のデザインが揃いました。
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