尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科卒業・修了制作展は、2015年2月28日（土）～3月3日（火）、東京芸術劇場で開催された。

今年は「音響」「映像」「CG・美術」「情報・ゲーム」「ウェブ応用」の5つのフィールドや各フィールド内容が融合する先進的な形態の作品および研究が発表された。平面作品、立体作品、CGアニメーション、映像、インタラクティブなアート・コンテンツやプロジェクションによるインスタレーションなど、新しい様式への試みが随所に伺えるものとなった。また、ITやスマートフォンアプリに関わる開発研究などの成果も発表された。また木製の6面体の各面に振動板を付けた和風スピーカなど、造形美とテクノロジーの新しい価値を提起するような作品もあった。地下のギャラリーでは地域連携型産学プロジェクトの成果として、学生たちが制作した「川越昭和の街」首だし看板が10体設置され、観客の興味をそそっていた。開催初日に、恒例の教員審査による部門毎の作品・研究の表彰が行われた他、同時開催で企業セミナーや講演会があり多数の来場者を迎えた。大賞は次の通り。他は作品ページにて。

＜大賞＞

「FREAKY!!!」（橋本詩織）
「EHA TOV（イーハトーブ）」(川部直人、早津有人、宮内裕正、平井達哉)

＜映像部門　部門賞＞

「晩夏」（ 市川亮輔、等々力聖、東間祐治）
「『Miumyu』 ～末長美有 cover music DVD～」
（内田博子、尾上智菜美、樋口一希、笹原駿、佐々木奈海、岩崎理起、石橋哉）

＜アート部門　部門賞＞

「歩み」（ 川上桃佳）

＜大学院賞＞

「どうぶつたち」（ 小泉弥加）

他に、研究部門、マルチメディア部門がある。