大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第4回 卒業作品展は、2013年2月20日(水)から2月24日(日)にかけて大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開催された。
空間デザイン学科は生活空間のデザインを基軸に、建築、インテリア、プロダクト、ヴィジュアルからなる4つのデザイン分野を横断的に学ぶユニークな学科として2006年に誕生した。卒業作品展では、これらの各デザイン分野の作品を一同に介し、生活のあらゆるシーンに存在するデザイン提案を多面的に見られることが特徴である。第4回となる今年は、移動式パン屋や、竹の魅力を伝えるためのプロダクト、万華鏡による鏡の塔などの作品が登場し、次世代の環境や暮らしに向けた提案も見られた。
本作品展に先行して、今年1月から2月にかけて学内審査が行われた。卒業研究に取り組んだ78名の中から、32名が一次審査を通過し、二次審査ではゲスト審査員をはじめとする教員のディスカッションを経て最優秀賞、優秀賞、審査員賞、論文賞が選出された。受賞者は以下の通り。最優秀賞(千原史圭「チハラパン」)、優秀賞および虫鹿元博賞(奥長真生人「ヤドリギビルド」)、優秀賞(長岡歩「『つながる』事に着目したセット文具の提案」、服部莉加「芽吹茶」)清水泰博賞(小田龍太「KK1」)、堀木エリ子賞(林美咲「ペンで描くイラストレーション」)、伊倉泰賞(永元沙帆「鏡の塔」)、論文賞(中島涼輔「ブレースが偏在する平屋鉄骨造建物の地震応答特性に関する研究」)。
今後も専攻にとらわれず多角的な視点からみた作品が増えることを期待している。
ここでは作品の中から、1次審査で上位となった卒業作品から29作品、卒業論文から3編を紹介したい。
第4回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展
会期:2013年2月20日(水)~2月24日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター