大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第3回 卒業作品展 FACTORYは、2012年2月24日(金)から26日(日)にかけて大阪市立住まいのミュージアム 暮らしの今昔館で開催された。
空間デザイン学科は生活空間のデザインを基軸に建築、インテリア、プロダクト、ヴィジュアルからなる4つのデザイン分野を横断的に学ぶユニークな学科として2006年に誕生した。卒業作品展では、これらの各デザイン分野の作品を一同に介し、生活のあらゆるシーンに存在するデザイン提案を多面的に見られることが特徴である。第3回となる今年の展示は、スマートフォン向けアプリの開発や、シュレッダーの粉砕紙を利用したインスタレーション、家族の記録写真といった作品が登場し、次世代の環境や暮らしに向けた提案も見られた。
本作品展に先行して、昨年末から今年1月にかけて学内審査が行われた。卒業研究に取り組んだ78名の中から、31名が一次審査を通過し、二次審査ではゲスト審査員をはじめとする教員のディスカッションを経て最優秀賞、優秀賞、審査員賞が選出された。受賞者は以下の通り。最優秀賞および伊倉泰賞(林原大地「OKAYAMA-ICHIBANGAI」)、優秀賞および及部克人賞(大谷沙織「貼り巡る紙」)、優秀賞および清水泰博賞(谷口由佳「子供の認識世界に着目した外遊び本についての研究」)、吉村篤一賞(若野修司「かべといえ」)。
今後も専攻にとらわれず多角的な視点からみた作品が増えることを期待している。
ここでは作品の中から、一次審査を通過した29作品を紹介したい。
第三回大阪工業大学工学部空間デザイン学科卒業作品展 FACTORY
会期:2012年2月24日(金)~2月26日(日)
会場:大阪市立住まいのミュージアム 大阪暮らしの今昔館