桑沢デザイン研究所
「平成23年度卒業生作品展 桑沢 2012」が2月24日(金)~26日(日)にかけて、桑沢デザイン研究所で開催され、総合デザイン科<昼間部>13ゼミの作品、デザイン専攻科<夜間部>4コースの選択された最終課題作品、基礎造形専攻<附帯教育>の作品が展示された。
桑沢デザイン研究所の卒業生作品展では、出展学生が作品の前に立ち、作品のプレゼンテーションを行う時間が設けられている。制作者による説明を聞くことで、作品やパネルだけでは見えてこない部分も伝わってくる。また、学生にとっても自分の提案に対するフィードバックを得る貴重な機会だ。今後、他校でもこのようなプレゼンテーションタイムが増えることを期待したい。
今年は、実際に使ってみたいと思える作品に多く出会えた。たこ糸を編み樹脂塗料でコーティングした温かみのある器や、開梱を容易にする穴のあいたガムテープ、子どもがリビングで学習するための折りたたみ式デスク、富士山のトイレ問題を解決する持ち運びトイレの本など、これらを必要とする人の姿が明確に想像できる。商品化するにはクリアすべき点はあると思うが、ブラッシュアップしていつか世の中に出してほしいと感じた。
ここでは、26点を取り上げて紹介する。
平成23年度卒業生作品展 桑沢 2012
会期:2012年2月24日(金)~2月26日(日)
会場:桑沢デザイン研究所(東京都渋谷区神南1-4-17)