金沢美術工芸大学
リアリティある社会連携プロジェクト 2013
2014/12/17 UPDATE
金沢美術工芸大学の産学連携事業は、平成19年度より本格的に活動をスタートさせて地元企業や大手企業からの相談や実際のプロジェクトを推進しております。同時に地域連携事業も立ち上げて設立団体の金沢市を中核に周辺の地方行政や公共団体からの連携依頼も積極的に受入れております。本格的な始動は8年前になりますが、それ以前よりデザイン科の教員が中心に研究室ごとに研究委託として受託しており、実績を積んでおりました。その蓄積を元に現在の産学連携及び地域連携の事業があります。
産学連携事業の主な傾向は、金沢市やその周辺企業や北陸エリアの特徴的な産業を柱にそれらの個性をより際立たせるプロジェクトや首都圏及び国内の主要な企業からのプロジェクトとなります。これまでの実績として本格的に始動してからの主な依頼数が約70件あまりとなりますが、それぞれのプロジェクトの成果と共に参加した学生の意欲を高め、充実感を大切にしています。学生への教育的な配慮を重視することにより大学と社会との関わりを学び、よりリアルな研究、創作活動を目指していると共に、学生個々の社会の窓口としての対応力を養います。加えて依頼していただいた企業の担当者や関係者からは、学生の新鮮な視点の造形力および考え方を歓迎していただき高い評価と共に継続するプロジェクトが多くなっております。
今後はこの流れをより効率的に運用出来るよう組織や人材の配置を考慮して、より質の高いプロジェクト管理とその成果を目指します。